不動産投資をおこなうとき、運用益を出すには、利回りなどの基礎知識を押さえておくことが重要です。
準備が不足していると物件の運用に失敗する可能性も出てくるので、投資に関連するポイントは事前によく確認しておきましょう。
今回は、不動産投資においてよく聞かれる利回りの概要・相場・計算方法をそれぞれご紹介します。
不動産投資で気になる利回りとは
利回りとは、物件の運用で得られるリターンが投資額の何%にあたるのかを示す割合です。
数値が高いと物件の運用で多くのリターンが得られ、数値が低いと収益性に乏しいと判断できます。
物件の良し悪しは利回りだけで決まるわけではなく、そのほかの条件も加味して考える必要はありますが、利回りは重要な条件のひとつにあたるのでしっかりチェックしておきましょう。
なお、利回りには表面利回りと実質利回りの2種類があり、実態により近い数値になるのは実質利回りです。
このような指標の違いや特徴も確認しておき、必要に応じてうまく使い分けてください。
不動産投資における利回りの相場
利回りの相場がいくらになるかは地域差があるものの、地方都市においては単身者・ファミリーのどちらに向けた物件でも5%台が目安です。
利回りが6%台になれば相場よりもやや高いほうであり、比較的多くのリターンが見込まれるといえるでしょう。
ただし、購入する物件が新築か中古かでも平均的な利回りは変わるものであり、どれほどの数値が一般的なのかは一概にいえません。
さらに立地によっても細かい違いが生じるので、投資する物件の種類や位置に応じて目安となる利回りを把握してください。
不動産投資における利回りの計算方法
表面利回りは「年間の家賃収入÷物件価格×100」により算出可能です。
たとえば3,000万円の物件を購入し、1か月8万円で貸し出した場合、年間の家賃収入は96万円となります。
この条件での表面利回りは「96万円÷3,000万円×100」で、3.2%となるのです。
より実態に近い数値を算出できる実質利回りは「(年間の家賃収入-年間にかかる経費)÷物件価格×100」で計算します。
基本的な条件は先ほどと同じで、年間の経費を約15万円と想定すると「(96万円-15万円)÷3,000万円×100=2.7%」となります。
計算方法がわかれば自分でシミュレーションでき、投資の良し悪しも判断しやすくなるため、現在考えている条件でぜひ一度試算してみてください。
まとめ
利回りとは、投資した物件からどれだけのリターンが得られるのかを表したものです。
地方都市においては5%台となるのが相場ですが、物件の種類や立地によっても平均的な数値は異なるのでご注意ください。
自分で投資のシミュレーションをおこなうなら、利回りの計算方法も押さえておきましょう。
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